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千葉・安房国一宮・安房神社

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今日の神見大福



●4月は桜の季節。見事な桜を拝むことが出来る一宮神社を紹介したいと思います。

●えっ、こんなところに官幣大社?!というほど意外な場所にある官幣大社

●四国と関東をつなぐ意外なエピソードもご紹介。



非モテの男性にとって憂鬱な季節が冬なんですよ。

何が憂鬱って、クリスマスの後にバレンタインデー、そしてホワイトデーと来る。それが冬。
非モテ男性に襲い掛かる、「憂鬱イベント三銃士」。

もうあいつら、毎年毎年こっちが歓迎していないのに来る。

「お前らいい加減空気読め!」って言っても毎年来やがる。

そんでもって、世の中にイベントという名の騒ぎを落として去っていくんですよ。
こういうの世の中では「有難迷惑」っていうの知らないのかな?って・・・


あっ、そうか!サンタはヨーロッパの人間だし知らないのかと納得したり。


どうせだったらサンタじゃなくて、サタンが来て、カップル全部破壊してくれないかなって下衆な考え思い浮かんだりしてるんですよ毎年。


非モテ男性に「お前らはモテない!」って事実を強制的に認識させて去っていくこの三つのイベント。

あいつらにはいい加減に「立つ鳥跡を濁さず」って言葉を教えてあげたい。

白木屋で3時間ぐらい説教してもいいぐらいだ。

ABCD包囲網とかなんでもいいから、あいつらを雁字搦め(がんじがらめ)にして二度と日の目をみせないようにしてあげたいぐらいだ。


この三大イベントの時は、男女が恋のリミッターをオフにしちゃうもんだから、酒池肉林の宴が東京では開催されるんですよ。
(少なくとも僕の目にはそう見えます(キリッ))


私の身体は露わなっているから、早くここへ来てと女性が誘ったり
事前に私のふるさと(隠語)はジュンク堂にしておいたから、あとはあなたの「インドラの矢」(@天空の城ラピュタ)待ちですと女性が誘ったり
あとは醤油を垂らすだけで完成、みたいな雰囲気たるや


炒飯の仕上げかよ


というツッコミのひとつも入れたくなって来ますよ。


そんな非モテの男性に「お前らはこれだけのチャンスを与えてもモテない!」という事実を突きつけられる『強制罰ゲーム』の後に訪れるのが桜の開花なんです。

冬の過酷な環境に耐え、春の温かさを感じたソメイヨシノが、その喜びを爆発させるかのように見事な桜の花を咲かせる。そこに非モテの宿命を背負ってしまった男性の悲しき性(さが)を重ねてしまうのは僕だけでしょうか。

桜が開花した後の花見は非モテであろうが、モテモテの木村拓哉だろうが、一様に楽しむことが出来る。
格差社会日本において、この時だけはみんな平等に楽しむことが出来るんです。


非モテ男性も冬の悲惨な状況から

面目躍如!

権力回復!

王政復古!

と言わんばかりに、堂々と街中を闊歩できるわけで。そう考えると桜の咲くシーズンってのは素晴らしいなと。むしろ一年中咲き誇れ桜!


さて、今日はそんな桜が咲くころに奇跡の光景を目にすることが出来る一宮神社を紹介したいと思います。
個人的にはねぇ・・・ここは隠れた桜の名所だと思ってるんですよ。

その一宮神社は千葉県・房総半島にあります。

旧安房国一宮・安房神社です。




1.基本情報


安房神社(あわじんじゃ)

●所在地:千葉県館山市大神宮589
●主祭神:天太玉命
●社格:式内社・安房国一宮・旧官幣大社・別表神社
●創建:紀元前660年
●最寄り駅:JR内房線「館山駅」(バス20分)
●御朱印対応:あり(授与所で対応)

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2.アクセス



安房神社の最寄り駅はJR内房線「館山駅」。

館山駅



館山駅の東口から「神戸(かんべ)経由・安房白浜行」のJRバスで約20分行ったところにある「安房神社前」で下車。そこから歩いて5分ぐらい歩くと安房神社が見えてきます。

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関東の路線バスなんだけど、運行本数は予想より少なくて、1時間に1本ぐらい。

先週まで東北のド田舎の神社を紹介してたから、これでも交通の便が良い方に見えてきて、文明開化の音がしますわ(笑)


流石関東って感じです。やっぱり東北は、プロ野球でいったら楽天ゴールデンイーグルスレベルの運行本数。千葉は千葉ロッテマリーンズレベルの運行本数なんですよ。歴史と格がね・・・違うんですよ。

まぁ、そんな例えも「巨人の星」を読んできた熱心なジャイアンツファン(東京)からすれば「どっちもどっちだがな!」と突っ込まれそうだけど。実際、どっちもどっちだがな。

仮に館山駅か、「安房神社前」のバス停付近でバスに乗り遅れても周りには飲食店があるので食事がてらの待機は出来ると思います。そこが東北と違う所。


バスの中は・・・まぁーーーおばちゃん達しかいない。この街には若者がいないのか?ってぐらいおばちゃん達しかいない。行きも帰りも同じ。若者(といっても30代)は僕だけ、そこはかとない疎外感


こいつはくせぇっーーー!加齢臭のにおいがプンプンするぜーーー!(参考出典:ジョジョの奇妙な冒険)って感じで。


そんな僕も華麗臭から加齢臭を発する年齢に突入してしまいました(ぇ

さて、そんなJRバスの「安房神社前」のバス停で降りるとすぐ先に「安房神社」と書かれた看板が見えてきます。

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ここを左折して5分ぐらい歩いたところにあるのが安房神社です。

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3.境内図



安房神社の境内図はこんな感じ。

安房神社 境内図2
(↑クリックすると大きく表示されます)


安房神社は明治時代に制定された近代社格制度で、最も格式高い「官幣大社」に指定された非常に神徳の崇い神社です。

それでも、関東にある旧官幣大社の中では結構小さい神社で、30分もあれば一通り参拝出来ます。


正直、「なんでこの神社が官幣大社?」って感じの小さい神社なんですよ。

千葉に住んでいる僕の会社の先輩も「えっ?!あそこって官幣大社だったの?!」って驚いていたぐらいなので。


近所に住んでいるオジサンが実は機械化していて人々を救っている(@漫画「いぬやしき」)って事実を知った時ぐらいの驚き様。


何故この小さな神社がここまで格式高い位置づけになっていたのかも含めて次のセクションから紹介したいと思います。

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4.一之鳥居、社号碑、参道


【一之鳥居】

一之鳥居は白い鋼鉄製の神明鳥居。晴れの日に見ると、綺麗な白い鳥居が太陽の光に照らされて本当に美しいんですよね。

僕はこの安房神社を2回参拝しているんだけど、昨年の11月に参拝したときの一之鳥居から見た参道の様子がこちら。



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うん、何の変哲もない光景ですわ。おやおや、こいつは困った。何にも語ることがない。

「あぁーデカい鳥居あるなぁ」

ぐらいの感想しか思い浮かばなかったんですよ。




ところが!ところがだ!!!これが桜咲く3月下旬になるとこういう光景に変わるんです。



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白い鳥居の奥に見事な桜並木が出現!!


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「ビュ・・・ビューティフル」(ピックル心の中の声)


2018年に初めてまともな桜並木を見たのが安房神社の桜。参拝前は桜ってものに対して大した期待を持っていなかったんだけど、一目見てその魅力に惚れちゃうんですよ。やっぱり桜ってものは日本人のDNAに訴えかけるものがあります。


それは冬の過酷さに抗いながら、来るべき日のために耐え忍び、春の温かさを迎えて生きる喜びを表現しているからなのか。世界の中でも自然災害(地震など)が多い国、日本。自然の雄大さと残酷さに触れながら生きる我々日本人の生き様そのものを表現しているからなのか。


この桜並木が安房神社の魅力の一つなんです。秋の頃に見た殺風景な光景が一変。見事な桜の花々が参拝客をお出迎え。淡い桜色の花びらが白い鳥居とマッチング。


「本当の私・・・デビュー!!」


って感じで、真の実力を発揮するんですよこの季節になると。

東北の代表的な花見スポットである弘前城に比べるとまだまだの実力ですが(何様)、この安房神社の桜は房総半島の隠れた花見スポットだと思いますね。



【社号碑】

一之鳥居の隣にあるのが社号碑。

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「官幣大社 安房神社」と堂々と書かれたこの文字は、日露戦争における日本海海戦で日本を勝利に導いた東郷平八郎が書いた字。東郷平八郎と房総半島の繋がりはほとんどないはずなんだけど、ここに東郷平八郎の書があるというだけで、この神社が戦前の日本において格別の扱いを受けていたことを物語っていると思います。



【参道】

3月下旬に桜が咲くと参道の脇にある桜の木から見事な桜の花びらが咲き誇ります。

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境内には229本のソメイヨシノが植えられているんだけど何故こんなに植えられているかは後述。


地面に敷かれた玉砂利を踏みしめながら見上げる桜の花びらは絶景。

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桜の花びらって一つ一つをよく見るとほとんど白に近いピンク色で、花の深い部分は紅色になっていて、俯瞰してみると初めて我々のよく知る「桜色」になっているんだなってことが分かります。安房神社の桜はちょうど頭上スレスレのところに花びらが来るので、桜の美しさを至近距離で見ることが出来るのがグッドポイント。

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桜が満開になると、風に吹かれて桜の花びらが舞い踊り、玉砂利の上に落ちていく。無機物の玉砂利の上に散った桜色の花びらが点々と存在し、まるで栄枯必衰の理(ことわり)を描いているかのよう。

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そんな安房神社の桜の様子。僕の駄文や写真だけでは伝わらないんじゃないかと思って動画にも撮ってみましたよ。



一之鳥居をくぐって参道を通り、拝殿まで行く様子を撮ってみたのでこの動画で安房神社の桜を追体験してみてみてください。


ちなみにクラシックのBGMが流れているのは、元の動画に僕の「ぜーぜー!」っていう壊れかけのレディオ(ラジオ)みたいな息遣いが入っていたからで。

誰も30代のオジサンの息遣いを耳に入れたいとは思わないだろう(笑)

動画を撮影したのは朝7時ぐらいだったので、ほとんど参拝客はいなかったけど、朝9時頃になると桜を見に来る多くの参拝客でにぎわいます。

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5.二之鳥居、手水舎


【二之鳥居】

参道を進むと見えてくるのがこの二之鳥居。
一之鳥居と同様に白い鋼鉄製の神明鳥居。

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【手水舎】

手水舎は平成の大改修の時に新築されたもので、比較的新しいもの。
見た目は普通で、大きさも普通かな?と思ったんだけど、新築前と比べるとこれでも大きくなったそうな。

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6.拝殿・神饌所・本殿


【拝殿】

拝殿は昭和52年築。比較的新しい建物で鉄筋コンクリート造り。

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棟の上の大きい鰹木(かつおぎ)が特徴で、鉄筋コンクリートで造られてはいるけど、周囲の古木に溶け合って荘厳な感じも受ける。本殿と造りの構成がほとんど変わらないのが特徴。

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【神饌所】

神饌(しんせん)とは、日本の神社や神棚に供える供物のことを指していて、その神饌を作る建物がこちら。
明治41年築。

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拝殿と本殿の間に神饌所に繋がる通路があります。

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普段は全く使われていないんだけど、主に毎年1月14日の置炭神事祭場として利用されています。



【本殿】

本殿は明治14年築。

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屋根は薄くはいだ檜(ひのき)の皮を重ね合わせて作られた檜皮葺き。

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この本殿は、後程紹介する摂社(下の宮)に対して「上の宮」とも言われています。


境内摂社である「下の宮」に対して本殿を「上の宮」と称するのは伊勢神宮の内宮・外宮に倣ったとする説がありますね。

さて、この本殿で祀られているのは



天太玉命(あめのふとだまのみこと)

フトダマ



この祭神は伊勢神宮でも祀られていることから、本殿は伊勢神宮と同じ神明造りになっているのが特徴。


この神明造の本殿(上の宮)を何とか写真に収めようと玉垣の隙間から「えい!えい!」って色んな角度から携帯で写真を撮って、周りから白い目で見られていたのは仕様。

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「おい、林家ぺーでもそんなに写真撮ってねぇぞ」

ってぐらい撮ってて。さっき載せた写真を撮るために30枚ぐらいも色んな角度から撮ってますから。
「いいよー、いいよー」って気分はちょっとした篠山紀信。

一体、僕は何の使命感でこんなに写真を撮っていたんだろうか?


さて、本殿で祀られている天太玉命

この神様は、伊勢神宮で祀られている天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟(スサノオ)が暴れまくったことが原因で洞窟(岩戸)に隠れた時に、その天照大神を引きずり出すことに成功した神様の一人。

太陽神である天照大神が岩戸に隠れたことで、世界が暗闇に包まれたことから、光を取り戻すべく岩戸から天照大神を引きずりだすため、天児屋根命(あめのこやねのみこと)とともに祭祀を執り行ったことが古事記で描かれています。


僕の中でのイメージは


天太玉命「出てこい橋本―――!」


と言わんばかりの勢いで天照大神を引きずりだすために祭事を行ったに違いない。または、


天太玉命「なぁ、色々と話してみないか天照大神」


と優しく諭すような、夜回り先生:水谷修のようなイメージ。それが僕の中の天太玉命のイメージです(ぇ


そんな天太玉命は祭事に必要な鉾や鏡の製造を司っていたので「産業やあらゆるものを創り出す神様」。つまり、モノづくり日本にとっては極めて重要な神様として昔から崇敬を集めてきた神様。


相殿にも5柱の神様が祀られているけど、いずれもモノづくりに関係あり。

・櫛明玉命(くしあかるたまのみこと):装飾・美術の神
・天日鷲命(あめのひわしのみこと):紡績・製紙の神
・天目一箇命(あめのまひとつのみこと):金属の神
・彦狭知命(ひこさしりのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと):森林・建築・武具製造の神

まさに、モノづくりのご利益満載、野村萬斎も驚くほど満載。


僕のように製造業の会社に勤めている人間は、

「いいモノが作れますように・・・」

というお願いを祈念する際に訪れるとご利益がありそうなんですよね。


そんなことを全く知らず、参拝した日は

「早く彼女が出来ますように・・・」

と場違いなお願いをしていたのは仕様。

あっ、でも「彼女が出来る⇒結婚する⇒モノづくり⇒子造り⇒Fuck me hard!」

という展開に行くと考えれば・・・はっ!恋愛のご利益もあるのか!(ありません)

こういうこじ付けでなんとか彼女作らせてくれませんかね天太玉命様(撲殺)

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7.神社解説



今回紹介している安房神社は千葉県・房総半島の付け根にあたる部分にあった旧安房国の一宮とされた神社です。

この安房(あわ)という国名は、四国の徳島県にあった旧阿波(あわ)から移住した人々にちなんで名づけられたとされています。


ちょ!

徳島から千葉って!


地図で表すまでもないぐらい距離が離れてる。新幹線とか乗り継いでも6時間はかかる距離。
こんなに離れた場所同士が関係があるとは、一体どういう経緯があったんだろうか?


阿波国(徳島)の人々が房総半島に移住するきっかけになった神様が、安房神社の本殿で祀られている天太玉命の孫

天富命(あめのとみのみこと)

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天富命(あめのとみのみこと)は忌部氏(いんべうじ:古代氏族)を引き連れ、肥沃な土地を求めて、旧阿波国(徳島県)に行って穀・麻種を植え、国土開発を進めたとされています。

その後、忌部氏と天富命は更に肥沃な土地を求めて黒潮に乗り、海路にて房総半島の南端、つまり旧安房国に上陸してこの地を開発したことが、平安時代にまとめられた「古語拾遺(こごしゅうい)」という資料にまとめられています。


距離こそ遠く離れているけど、四国と房総半島は海で繋がっています。房総半島に上陸したのは今から2700年前ごろとされているけど、この当時でも海上交通は発達していて、古代人がそれを利用したことが最近の研究でもわかっています。

黒潮に乗ってはるばる四国から房総半島にやってきたという荒唐無稽とも思えるエピソードは絵空事ではないのかもしれない。



ただ、四国から東方にある肥沃な土地って房総半島だけじゃないじゃないですか。「四国から房総半島に行って開拓するぞー」って目的で房総半島に行ったわけじゃないんじゃ?と思うんですよね。

僕のイメージでは、黒潮に乗って船を漕いで着いた場所が、たまたま房総半島だった可能性がある。

ちょうど、コロンブスが黄金の国ジパングを目指していたら、新大陸:アメリカを発見したようなエピソードに近いと思ってるんですよね。


または、日本神話に載っている神様だから、天富命が制裁で吹っ飛ばした人間がたまたま房総半島に行きついた。



逝ってこーーい

天富命「取り敢えず逝っておけぃ!!」


こういう夢のようなエピソードを期待していたのに、黒潮乗って房総半島とか・・・夢がなさすぎるぜ日本神話(ぇ

一方で、火の中で子供産むとか破天荒なエピソードてんこ盛りなのに、分からない。現実とフィクションの比率が分からない。それが日本神話。


それは兎も角として、忌部氏は上陸したこの旧安房国で天富命の祖父である天太玉命を祀り、これが後の安房神社になっていきます。

社伝による創始は初代天皇:神武天皇が即位した皇紀元年(紀元前660年)。


なんと約2700年前!


こんな昔からある神社なんですよ。2700年前の世界とか僕の想像力ではもう限界。明日のことすら想像できないのに。よく言えないけど、なんか凄い神社なんだなってことはヒシヒシと伝わってきました。


後日紹介しますが、徳島県の旧阿波国一宮:大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)の祭神も天太玉命。つまり、安房神社の祭神と同じ。阿波国(徳島)と安房国(千葉)の一宮の祭神が一緒というところからも両国の密接な繋がりが見て取れます。


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8.下の宮



本殿からちょっと離れたところに、摂社「下の宮」があります。白い鋼鉄の神明鳥居もあって、「上の宮」を小さくさせたような造りです。

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この下の宮は先ほど紹介した天太玉命(あめのふとだまのみこと)の孫、天富命(あめのとみのみこと)と、その兄弟の天忍日命(あめのおしひのみこと)が祀られています。

天富命と天忍日命はともに開拓の神。開拓というのは、未開の地を切り開くこと。

そこから転じて「新しい、今までと違った縁を結ぶ」神様としても知られています。


つまりだ!

恋愛事は「下の宮」でお願いしなければいけなかったということなんですよ!



もうね・・・

「それさぁ、早く言ってよーーー!」

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と松重豊演じるクラウド名刺管理SansanのテレビCMみたいな感想しか出てきませんでしたよ。


普段摂社・末社は参拝する習慣がない僕。
「下の宮」に行った時も、素通りですよ、素通り。こういうご利益があるって知っていたら、熱心に拝み倒していたかもしれないのに。


そんな下の宮の正面にあるのが、御神木の槙(まき)。樹齢は500年と言われていて、思わず息を呑むほどの生命力にあふれています。

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9.摂社・末社



安房神社には二つの境内末社があります。

9.1 厳島社



「上の宮」拝殿手前にある末社

大きな岩をくり抜いて、その中に小さな祠があります。

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ご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。福岡県にある宗像神社のご祭神と同じで、天照大御神から生まれた神様。

安房神社の社殿が出来る前は、これを岩座(いわくら)として、祭神を天より招いて、原始的な祭祀が行われたと考えられている場所です。



9.2 琴平社



拝殿の正面右手側にある境内末社。

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ご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。房総半島の南端に位置する神社らしく、航海の安全を守る神様で、元は安房神社とは別のところに祀られていたものを氏子がここへ移動したものです。

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10.忌部塚



二之鳥居手前の階段から東方向に道なりに行った場所に存在するのが「忌部塚」と呼ばれるスポット。

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神社から歩いて300mほど歩いたところにあります。

昭和7年に安房神社の境内で井戸掘削工事の際に地下1mで見つかった海食洞窟の遺跡が見つかりました。
この遺跡には人骨22体、貝製の腕輪193個、石製の丸玉3個、縄文土器などが出土。
この22体の遺骨は阿波国(徳島)から来た忌部一族の遠祖であると判断して、この塚に祀っています。


いわば、安房神社と密接につながった塚として存在しているというわけ。

特にご利益はないんだけど、安房神社の歴史の一端を感じる場所だと思うのでチェックしてみるのも悪くないと思います。

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11.その他見どころ



【御仮屋】

拝殿の正面左手側に横長の建物が存在しています。

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この建物は安房神社の例祭の時に安房神社周辺の9社(白浜・滝口・神余・佐野・中里・犬石・布良・相浜・洲宮)が神輿を奉安しておく場所。

一瞬見ると、境内末社のように見えるぐらいの存在感。



【御神水】

本殿(上の宮)後方の吾谷山(あずちやま)から湧き出ている御神水。

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この水は汲もうと思えば汲めるんだけど、必ずお祓いを受けてから汲むように水汲み場の近くに注意書きがされています。

更に、神社のHPを見ると


「お祓いより先にお水・お砂をお取り頂くことは本末転倒であり、当社では一切認めておりません。」

と念を押して注意書きされているので、「過去に何かあったんだな?」と変な詮索をしてしまったのは仕様(笑)




【館山海軍砲術学校第三期兵科予備学生戦没者慰霊碑】

↑中国語か?!と思うぐらい漢字が続く石碑は先ほど紹介した境内末社:「厳島社」の正面にあります。


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東京・九段下にある靖国神社とか、各県にある護国神社にもあるように、各種兵科学校の戦没者の名が記された石碑。あれが安房神社にもあるんです。

この石碑は館山海軍砲術学校の第三期兵科予備学生229名の戦没者の名前が記されています。

実は!

安房神社の境内には参道のものも含めて229本のソメイヨシノが植えられているんだけど、その229本のソメイヨシノは


この慰霊碑建設の際に229人の英霊をたたえるために植えられたものなんですよ。


社号碑の字が海軍の元連合艦隊司令長官:東郷平八郎であったことからも、旧帝国海軍がとりわけこの安房神社を崇敬していた事実が見えるかのよう。



【海軍落下傘部隊慰霊碑】

昭和48年に元海軍落下傘部隊一同によって建てられた慰霊碑。先ほどの海軍砲術学校予備学生の慰霊碑の隣に建っています。

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この石碑の字は当時の首相田中角栄の揮毫。

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12.参拝のあとに是非訪れたい「あづち茶屋」



二之鳥居手前の階段の正面右手側にあるのが、「あづち茶屋」というお茶屋さんです。

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参拝した後にちょっと疲れた・・・または、バスの時間まで結構待たなければいけない・・・という時に重宝したい茶屋さん。

ここで、普段は飲まない「抹茶」と「桜きんとん」を御馳走になったんですよ。
(お値段:500円)

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でも、出てきたお茶とお菓子をみて驚愕。

「これ、ガチの抹茶だ・・・・」


いやぁ・・・これ、一人で・・・しかも若者が飲むようなもんじゃないわ。ましてや、侘び寂び(わびさび)の概念すらほとんど理解していない僕がこんな大層なものを呑んだら、茶を煎じてくれた人に申し訳ないような・・・そんな気持ちにすらなったわけ。


だって、僕の周りにいるのが、人生の大先輩(おばさん)ばかり。

「あら、貴方・・・茶の良さが分かるのかしら?」


と言わんばかりの視線が突き刺さる。

「貴方は、コカ・コーラプレゼンツの『綾鷹』でも飲んだらいかが?」


と言わんばかりの蔑みが見て取れる。あれ、絶対幻覚とかじゃなかったし。

なんというか、場違い。完全なる場違い。

許されるならこのまま飲まずに自慢の愛車(自転車)で走り出したい気分だった。行く先もわからぬまま。
そんな、荒んだ心を癒してくれたのが、この光景である。



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「ビュ、ビューティフル!!!」


前方に見える濁った池の水のように荒んだ僕の心を癒してくれるかのような桜の威力。これは凄い。
惜しむらくは・・・

池の水が綺麗だったらなおよかった!(笑)

桜の季節はこういう素晴らしい景観が茶屋から見えるのがいいんですよね。

あっ、ちなみに抹茶は3口程で飲み干し、その苦さのあまり、小動物でも噛み殺したかのように渋い顔をするのでした。

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13.御朱印



御朱印は二之鳥居をくぐったすぐ左手側にある授与所でもらうことが出来ます。

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初穂料は300円

大学生ぐらいの若い人が書いていたんですけど、予想以上に上手い字でビックリ
Σ(・□・;)

安房神社 御朱印

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14.Googleマップ






今日のまとめ



●安房神社は徳島の旧阿波国と密接な関係がある不思議な神社。

●境内には229本のソメイヨシノがあり、桜の季節になると一斉に咲き誇る様子は一見の価値あり。

●境内には「あづま茶屋」があり、美味しい抹茶がいただけます。参拝で疲れた身体に染み入る旨さ。




次回の神見大福は?



●旧安房国にはもう一つ一宮神社があるんです。

●房総半島の南端。それも海沿いにある一宮神社を紹介します。

●天気が良い日は意外な景観が拝めるのですが・・・それは次回のお楽しみに!



次回は5月5日(土)に更新予定。お楽しみに。

次回も読んでいただけると幸甚。

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コメント

サンタが赤いのはきっとカップルの返り血、ということで(`・ω・´)
バレンタイン、家族以外にあげたことないw
炒飯の仕上げかよのツッコミに笑ってしまいましたw

確かに文明開化を^^;
あの三連ちゃんが凄かったという・・・
おばあちゃんとナチュラルに混ざるのだ!
きっと新種のおばちゃんになれるはず・・・!
加齢臭、枕ピンチでは・・・そっ・・・( *´ω`)つ(ファブリーズ)

ここで『いぬやしき』が出るとは・・・!

ヒロリンさんが桜に目覚めたw
そのうち相撲に目覚めるのかな?
桜はいいですよね。散ってく時儚い・・・;;

動画の桜きれいです^^
他の人の視点って物珍しく感じます^^
息切れバージョンもw

鉄筋コンクリートに見えないような色使いですねぇ。
書いてなければ気付かないかも^^;

どんな隙間から撮ったのでしょうか?^^;
林家さんが乗りう・・・生きてるか・・・^^;
神社愛の使命感で^^

天太玉命のイメージがw何故にそうなってw
物作りの才能ないので神様達に失笑されそう・・・
ヒロリンさん彼女作り諦めてないんだ^^;
好みな人ってどんな人か気になってくる^^;

徳島から千葉?!船でって凄いなぁ^^;
絵が面白いですwこんな感じだと着地どうするんだろうw

日本神話は何故そうしたパラダイス・・・

・・・ヒロリンさん、悲しくなるほど縁がないですね・・・;;

この祀られてる22人の人達はそれぞれの幸せを掴めたのかな・・・?

お祓いしないで水をくむと何があるんだって気になりますね^^;
心霊現象が・・・?!

戦没者・・・英霊のための桜。安らかに眠っているといいのですが・・・

抹茶を目の当たりにして混乱状態にw
抹茶は苦いのに三口で飲み干すの頑張りましたね^^;
池は何故淀んで^^;

ピックル

>曰さん
コメントありがとうございます。
返信遅れて申し訳ありません。
出張とか、神社めぐりとかでなかなかPCを触る機会がなく・・・
5月6日以降停止していた記事アップも明日やろうかと思います(本当に久しぶりすぎる)

加齢臭はね・・・自分では中々気づかないにおいなので脳内第三者委員会による検証が必要だと思います(笑)
まぁ、いいにおいはしないだろうwww

桜の動画の息切れバージョンは僕が聞いても耳障りなんですよ(笑)
BGMにクラシックを入れて癒し感を出しているけど、元の音源は黒板を爪で引っかいた音のような不快感です(笑)

彼女は諦めてはいないんですけど、

今は神社に恋している


って感じでどうもヒト科メスのほうに興味がいかないというか(笑)
彼女作ると神社の早朝参拝とかはまずできないだろうから(同じ価値観のある彼女だったらいいんだろうけど)・・・という言い訳をしておきます。
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ピックル

性別:あるよ

年齢:「ゆりかご」から「墓場」の間(30代)

血液型:輸血の時駆けつけてくれる人だけに教えますが、大体はソ連A型か、香港A型だよね。

鼻毛:たまにでしゃばる

体質:非暴力・非抵抗を貫いているせいか、いつもウイルスの侵攻を許してしまい風邪を引きやすい。怠惰なT細胞よ、大志を抱け。

憧れるシチュエーション:バブル期のB級恋愛映画のようなメロドラマ

将来の夢:爪を甘噛みするのが男性のたしなみとなっている世界の創造。

最近の悩み:心のEDにかかってるのか、常にローテンション(略してローション)

生産者:武骨なチチと、クレイジーマザー。どちらも東北原産。

趣味:映画鑑賞(年間200本は見る)。将棋(一応、弐段)

それと・・・本ブログで書かせていただく御朱印巡りです。最近は諸国一宮巡りにはまっています。


友達にはよく「馬」と言われます。
目上の人にはよく「鹿」と言われます。

縦に読めばなんと「馬鹿」の出来上がり。

以上ですが何か?


当ブログはリンクフリーです!!!
貼るのも剥がすのも自由ですが、粘着性が強いため、剥がすのは困難かと思われます
(*´∇`*)ホヘ~


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