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千葉・安房国一宮・洲崎神社

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今日の神見大福



●前回紹介した旧安房国には安房神社の他にもう一つ一宮神社があるんです。

●房総半島の南端。それも海沿いにある一宮神社を紹介します。

●天気が良い日は一之鳥居から意外な景観が拝めるんです。これが見れたら奇跡の中の奇跡。



「酒は百薬の長」

という故事。みなさんもよく耳にしたことがあるのではないかと思います。この言葉、もとは古代中国の史書「漢書」の中で用いられた言葉で、日本においては吉田兼好が徒然草の中で同様の言葉を使っています。

しかし、この故事が意味するところはもはや昔の話。今ではアメリカ社会、更には日本社会を脅かす麻薬が如く。「酒は麻薬の長」と言われるかのように酒に呑まれ、酒を呑み、また酒に呑まれる若者が急増中。

今でこそ酒の量をセーブして呑んでるものの、昔は酒に関する失敗談というは山のようにあるものです。


実は!全国各地の一宮神社を巡っている僕。このブログでも関東の一宮神社を紹介していますが、関東に住んでいるにしては紹介数少なくないか?と疑問に思った人が一人ぐらいはいるんじゃないかと思います。


関西地方など遠出していかなきゃいけない場合は綿密に計画を立てて、前日から体調も整えるんだけど関東の場合は、近場での参拝になるので「前日にお酒飲んでも、まぁ大丈夫っしょ!」って思っちゃうんですよね。


だからこういうことは結構頻繁に起きる


お酒 無問題 (1)

店長「ピックル君、明日関東の神社に参拝するって言ってなかったっけ?」



お酒 無問題 (2)

僕「ん?関東の神社?そんなのはなぁ!!!(ゴクゴク)」



お酒 無問題 (3)

僕「飲んでも無問題(モーマンタイ)!」


これ読んでいる人「完全に舐め切ってるなこの馬鹿は!」と思うかもしれないけど、ちょっとお酒を飲むと歯止めが効かないんですよね。一回飲み始めるとビールの大ジョッキで15~20杯ぐらいは飲んでる。


だから、こんなことも頻繁に起きる。



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僕「あははぁぁ!!お星さま綺麗ぃぃぃ!」

友人「しっかり歩け!この馬鹿!」



友人に迷惑かけまくったり、国会議員以上に失言してしまったり、道路に盛大に吐しゃ物をぶちまけたり、駅の床に盛大にぶちまけたり、友人宅の床に盛大にぶちまけたり。

僕の前世は『腐りかけの巨神兵』かってぐらい口から吐きまくっている。


もし、僕の吐しゃ物の分だけ、ユネスコに募金が贈られるってシステムがあったら国連から表彰されるレベルである。



当然、次の日はこんなことになるわけで。



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僕「うぅぅぅぅぅぅ!!想像妊娠しているぐらい気持ち悪い・・・もう起きない・・・と・・・」



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(プツッ)


数時間後



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僕「きゃーーーーー!もうこんな時間!!」


故に、関東に住んでいるのに、関東の神社訪問記は意外に多くない。


今日紹介する一宮神社は関東地方の神社なんだけど、僕にしては珍しく前日に飲んでない状態での参拝になりました。だから、しっかりと調査出来ましたね。今回の記事は結構力入っています。

今日紹介する神社は千葉県・房総半島の付け根にある旧安房国一宮・洲崎神社です。




1.基本情報


洲崎神社(すのさきじんじゃ)

●所在地:千葉県館山市洲崎1697
●主祭神:天比理乃咩命
●社格:式内社・安房国一宮・旧県社
●創建:紀元前660年
●最寄り駅:JR内房線「館山駅」(バス30分)
●御朱印対応:あり(ただし、兼務社である愛宕神社の宮司宅にて対応)

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2.アクセス



安房神社の最寄り駅は先週紹介した安房神社の最寄り駅と同じJR内房線「館山駅」。

館山駅



ただ、最寄り駅といっても、ここから目的の洲崎神社(すのさきじんじゃ)までは約7㎞もあります。徒歩だと1時間30分もかかる。そんなに歩くとか・・・「四国のお遍路かよ」って突っ込みの一つも入れたくなってくる。白装束来て苦行をするような参拝をするほど僕は人間が出来ていない。


という訳で、洲崎神社までは館山駅から公共交通機関を使って参拝するのがベター。


公共交通機関を利用する場合は、館山駅の東口から「南房パラダイス行」のJRバスで約30分行ったところにある「洲の崎神社前」で下車。そこから歩いて1、2分ぐらいのところに洲崎神社があります。

洲崎神社 バス停


前回紹介した安房神社の最寄りのバス停と違って「洲の崎神社前」の周りは飲食店も民家もほんどありません。
運行本数は1時間に1本ぐらいしかないので、万が一乗り遅れたら房総半島の南端に取り残されるというThe most 最悪な事態に突入します。


「For Tomorrow」と書いたプラカードを掲げてヒッチハイクする事態になりたくない人は、帰りのバスの時間をチェックしておくことを強くお勧めします。


ガッキーみたいな美女だったらね・・・親指をグッと立てただけで車捉まえられるかもしれないけど、加齢臭が身体から香り出している30代男性なんて、親指グッと立てたら、トラックの運転手が窓から親指をグッと下に向けて、華麗に通り過ぎるかもしれない。


僕「た、頼む!乗せてくれよ」

トラックの運ちゃん「何が悲しくて男なんて乗せんねん!スタンドバイミーみたいに館山駅までや歩けボケィ」


交錯する想い、たどり着かない合意点。

偶然出会ってしまった二匹のオスの想いが混ぜてはじける!(by 古舘伊知郎)


という事態になるのは想像するに難くない。

本当・・・男性にとっては世知辛い世の中になってるよ。

あっ、ちなみに館山駅から「洲の崎神社前」までの運賃は往復で960円。ちょっと・・・高いけどこれが唯一の公共交通機関なんで仕方ない。

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3.境内図



全国一宮巡拝会のHPに載っている境内図に加筆したのがこちら。

洲崎神社 境内図 (2)


これだけ見ると「なんだ滅茶苦茶小さい神社じゃねぇか」

って思うじゃないですか。後でも述べますが、境内図の真ん中あたりにある「厄祓坂」ってやつが曲者なんですよ。

これが平地だったら10分ぐらいで参拝終わると思うんだけど、この迫力ある坂があるので30分は見ておいた方がいいと思います。

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4.一之鳥居、御神石、社号碑



【一之鳥居】

一之鳥居は洲崎神社近くの海岸のすぐ近くにあります。石造りの神明鳥居。

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この鳥居は別名「浜の鳥居」と言われていて、鳥居から海が一望することが出来ます。

しかも!しかもだ!!!



天気がいい日は鳥居越しに富士山が見えるんです!

洲崎神社―富士山



千葉県の房総半島の南端の場所から意外と大きな富士山が見えるんですよ。これは本当に驚いた。

一回目は昨年の11月に訪問したんだけど、ちょっと雲がかかっていてお目にかかることが出来ず。
今年の4月に再度訪問して『鳥居越しの富士山』を拝むことが出来ました。


房総半島だけじゃなくて、房総半島と富士山の間も快晴じゃないと拝むことが出来ないので、この光景が見れた時は相当幸運な時だと思った方がいいんです。


いつも発泡酒を呑んでいて、ビールを買ってくるなり「くぅーーー!この一杯のために働いているんだよ」ってナノ単位の幸せで満足しちゃってる僕が、急にビックバンみたいな幸運に遭遇しちゃったぐらいの奇跡ですよこれ。


ロンドンハーツの「奇跡の一枚」よりもこっちの写真の方が確実に「奇跡の一枚」。
あっちは一流のカメラマンとか使って撮ってるんでしょ?金にモノ言わせて撮る奇跡より、自然の奇跡ですよ。


昨年11月に富士山を拝めなかった僕は、「いつか!必ず!お前を御開帳してやるぜ!」と、「お前の心の壁をETCのバーみたいにピコンと開かせて、富士山拝んでやるわ!」とリベンジを誓い、東京だけじゃなくて静岡の天気までチェック。降水確率とか天気図とか全部チェックして、今年4月に房総半島に直行。ここまでやって初めて奇跡の光景をお目にかかれたんですよ。


このブログを読んでる人が

「あれ、そんなことしなくても普通に見れたよ?プププ」

って報告してきたら、嫉妬で歯が砕けるかもしれない・・・



また、一之鳥居をくぐって館山湾の方へと向かうとこの光景。

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いやー、僕の考え方が間違っていたことを、今ここでお詫び申し上げたい。

オリンピックの種目で「非モテ」って種目があったら間違いなく日本代表になるかもしれない僕にとっては海と言えばカップルというイメージしかなくてね。

湘南の海とか見るたびにカップルに向けて「グオォォーーー!」って巨神兵みたいに叫びたい衝動に駆られちゃうぐらい海は嫌いなんですよ。

それが、それがだ!この海が俺をざわつかせる。潮の匂い、波の音、全てが愛おしい。

海って新宿の母みたいに優しい存在なんだと。この時、初めて気づきました。新宿の母とか会ったことないけど。



【御神石】

一之鳥居をくぐって海岸沿いに歩くと見えてくるのがこの「御神石」という巨石。
長さは2.5mあります。

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この石には伝説があって、竜宮からこの洲崎の地に奉納された二つの石の一つとされていて、もう一つは房総半島から西の向こう側に行ったところにある神奈川県三浦半島に飛んで行ったとされています。


先週から書いて思うんだけど、日本神話って「徳島から千葉の房総半島に行った」とか、「房総半島から三浦海岸まで石が飛んだ」とか、スケールがデカい話が多すぎて頭がクラクラする。こういう荒唐無稽とも思えるエピソードを


「海賊王に俺はなる!」


って勢いで堂々と言っちゃうんだから逆に清々しい。昔の人の気持ち、俺には永遠に分からなそう。


だけど、下町・蒲田の町工場が作ったバルブシステムがロケットの重要部品となって、人工衛星を宇宙に飛ばすなんて50年前の人間の誰が想像できたであろうか。きっと昔の時代は僕らが知りもしない方法で石を三浦海岸まで飛ばしたのかもしれない。太陽が東から西へ沈むようにそれは当たり前のことだったんだろう。そう自分に言い聞かせて・・・


そんな三浦半島まで飛んで行った方の石は神奈川県の浦賀の西にある「安房口神社」という神社に現在は存在し、先端に丸い窪みがあることから「阿形(あぎょう)」に例えられています。

僕はこの安房口神社に訪問したことがないので、ちょっと画像を拝借してみたのがこちら。



安房口神社 御神石

思った以上に先端が窪んでる・・・(笑)


そして、洲崎神社の近くにある「御神石」は口を閉じたような裂け目があるので、「吽形(うんぎょう)」に例えられていて、東京湾入口を守る狛犬のように祀られています。


この安房口神社で祀られている「阿形」の御神石と、洲崎神社近くの海岸沿いで祀られている「吽形」の御神石の場所を地図で示してみるとこんな位置関係。

安房口神社 洲崎神社 御神石



もし、この二つの御神石が東京湾入口の狛犬的存在だとしたら相当ダイナミックな狛犬だと思いませんか?
この設定考えた昔の人凄いと思います。
(「設定」って言ったら失礼かもしれないけど)



【社号碑】

バス停を降りて最初に見えてくるのが社号碑。

黒い石に彫られた新しく巨大な社号碑と

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古い社号碑の二種類が存在。

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古い社号碑には「一宮洲崎大明神」と刻字されています。
こちらの古い方の社号碑は1856年に建てられたもの。真ん中でぽっきりと折れているような傷跡がみえるんだけど、これは関東大震災の影響らしいです。


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5.二之鳥居、手水舎、随神門



【二之鳥居】

二之鳥居は石造りの神明鳥居。

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鳥居には注連縄がかけられてあって、「久那戸大神」のお札が掲げられています。

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洲崎神社 二之鳥居



この久那戸大神というのは、別名「岐の神」(くなど)と言われていて、

「くなど」⇒「来な処」すなわち、「来てはならない所」とされ、外からの外敵や悪霊を防ぐ神様です。故にこの札を掲げているということは結界があるということを表しているわけ。

この注連縄は毎年1月8日は必ず張り替えられるみたいで、いつ訪れてもきちんと張られた注連縄を目にすることが出来ます。



【手水舎】

二之鳥居をくぐって左手側にあるのがこの手水舎。

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参拝当日は、水が流れていなくて、溜水で禊をしなきゃいけなかったんだけど、この水を口に含んだら絶対腹下しからの、「マーライオン」確定と思って手を洗うだけにとどめておきました(笑)

本当はちゃんと禊しないといけないんだけどね。



【随神門】

二之鳥居からも見えてくるこの随神門は1704~1711年の間に造営されたもの。
今から約300年前に造られたものが現存しています。

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洲崎神社 随神像1

洲崎神社 随神像2

ここをくぐると見えてくるのが心臓破りの坂です。

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6.厄祓坂



随神門をくぐると見えてくるのが「厄祓坂」と呼ばれる坂。

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この坂を登らないと社殿を拝むことができないんだけど・・・


この坂が滅茶苦茶きついんです。


あまりにも登るのがキツイので、御祈祷とか受けるときも坂の上の社殿ではなく、坂の手前にある社務所で対応することがあるほどらしいです。


階段の段数は148段しかないので


「なぁーんだ、楽勝じゃん!」


と思ってたんだけど、勾配がきつくて、70段ほど登ったところで、急に脚が止まる・・・
止まる時間、止まる脚。

ブラックホールの周りでは時間が限りなく停止に近い状態になっていることがアインシュタインの相対性理論でわかっているけど、あの時の僕の状況はそんな感じ。限りなく時間が止まっていた。

脚が「もう無理っすわ」ってシグナルを出しているのに、更に登らなければならない。思わず、「ちょっと待ってよ」って僕の中の大黒摩季が声にならない叫びを上げそうです。

時代は21世紀突入しているんだからエスカレーターとか設けて欲しいんだけど、そこは神様に会うための試練と覚悟を決めて登ります。この階段を登った達成感は、彼女にプロポーズして成功したときの高揚感に匹敵するかもしれない。プロポーズとかしたことないけど(独身)



ちなみに!

洲崎神社では毎年8月21日に例大祭が行われるんだけど、その際にこの厄祓坂を大きな神輿が通るらしいんです。


その時の様子がこちら(画像は拝借しました)

洲崎神社 大神輿


あの坂を神輿を担いで登るとか考えられないですよ。都会では「エスカレーターに乗った時、キャリアケースはしっかり持って下さいね」って注意されているぐらいなのに、神輿ですよ神輿!これ万が一落としたら大惨事になりかねない。アクセスが悪い神社ではあるんだけど、この例大祭はいつか生で見てみたい!

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7.拝殿・本殿



【拝殿】

急な石階段を苦労して登ると現れるのがこちらの入母屋造りの拝殿。

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拝殿には「安房國一宮洲崎大明神」と書かれた扁額が掲げられていますが、この扁額は江戸後期の1797年に房総半島の沿岸警備を巡視していた奥州白河藩主:松平定信が奉納したものです。

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ネットで調べてみたら、以前は朱色の扁額だったんだけど、つい最近になって新しい扁額に変わったみたいですね。



【本殿】

境内の右側に境内社に通じる小道があるんだけど、そこから本殿を見ることが出来ます。

三間社流造りで、銅板葺。朱色のベースに細かな装飾が施されているのが特徴。1673~1681年の間に造営されたとされているので、今から約400年前に造られたものが現存していることになります。

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社殿は山の中腹にあり、精錬された空気が漂う中でこのような立派な本殿を見ると、気が引き締まる感覚を味わえます。



さて、この本殿で祀られている神様は


天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)


この神様は、先日紹介した安房神社で祀られてる天太玉命(ふとだま)の奥さんになります。


関連記事:千葉県・旧安房国一宮・安房神社


千葉県の房総半島の付け根にあたる旧安房国では一宮神社が二つあるんだけど、

安房神社:旦那さん(天太玉命)

洲崎神社:奥さん(天比理乃咩命)


を祀っていて、両社で夫婦の関係を構築しているところが面白いですね。

まぁ、現代的な視点でみれば「別居状態」ともいえるんだろうけど、そこは触れないようにしておこう(笑)


天太玉命の奥さんを祀っていることに起因しているのか、洲崎神社は「家内安全」、「安産」のご利益があるとされています。



ちなみに、本殿ではこの天比理乃咩命の「五尺のおもかじ」という御遺髪が容器に納められていて、本殿の奥深くに保管。それが洲崎神社の御神体となっています。


遺髪(イメージ)

(画像はイメージ)


ちょ!遺髪って!


後でも述べますが、もしこの事実が本当だとしたら約2700年前の髪の毛が本殿に納められていることになるわけ。当初は


頭にローラ(女優)でもわいているんじゃない?


って思っていたぐらいで。いつの時代かの女性の髪を納めているだけだと思うんだけど、洲崎神社では


「この御遺髪は誠にみずみずしい黒髪であって、これを延べれば丈、まさに五尺余(約151cm)。神気こもり漂いて拝者をして神厳崇高な念慮にうたれざるをえない。あたかも眼前に神々にまみえまつり、3千年の古代と現代が直結して、神代人の血潮の鼓動がわが身に脈うち相通じる感じがひしひしと胸に迫る」



という解説があることから、割とマジで約2700年前の髪の毛が本殿に納められていると考えると結構凄い神社だと思うんですよね。

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8.神社解説



社伝による創始は初代天皇:神武天皇が即位した皇紀元年(紀元前660年)。今から約2700年前です。

この神社が造られるきっかけになったのは先日紹介した安房神社で祀られている天太玉命の孫:天富命(あめのとみのみこと)が徳島の地(旧阿波国)から房総半島の地に忌部氏(いんべうじ:古代氏族)を引き連れて来たのが関係しています。

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この房総半島の地で天富命と忌部氏は開拓を行い、後に祖父に当たる天太玉命を安房神社の創設で祀り、祖母に当たる天比理乃咩命を洲崎神社の創設で祀ることになります。

天富命は旧阿波国から房総半島にやってくる際に、天比理乃咩命の御遺髪を持ってきていたみたいで、それを現在の洲崎神社に納めたことが平安時代にまとめられた「古語拾遺」に記載されています。

本殿に天比理乃咩命の御遺髪があるという情報はここからきているみたいですね。実際はどうなのか?というところについては宮司さんしか分からないかもしれないけど、もしそれが本当だったら衝撃的な事実だと思うのは僕だけでしょうか?


旧安房国では今回紹介した洲崎神社と、先日紹介した安房神社の二つが一宮神社とされていて、要は旧安房国内に二つの一宮神社が存在することになります。一つの国に、一つの一宮神社というのが原則になっているんだけど、安房神社と洲崎神社は夫婦の関係になっているので、一宮神社が二つ存在してもおかしくないという理由が一つ。


一宮神社が二つ存在することになったもう一つの理由はなんと鎌倉幕府を作った源頼朝が関係しています。

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1180年に伊豆で挙兵した源頼朝は石橋山の合戦で平氏軍に敗れ、海路で房総半島の付け根に位置する旧安房国に避難しました。

石橋山の戦い



そこで頼朝は

「ここで負けっぱなしじゃ死んでも死にきれん!」


とばかりに再起を誓います。その時頼朝が向かったのがこの洲崎神社。この神社で頼朝は平氏軍との戦いの勝利を祈願しています。

その後、頼朝は千葉常胤(ちばつねたね)などの協力を得て平家討伐を成功させ、見事願いを叶えることになります。


つまり洲崎神社は、頼朝からすれば天下統一の願いを聞き入れてくれた神様となるわけ。


このエピソードは関東の武士に広く伝わったみたいで、何かに行き詰った時にこの神社を訪れるとご利益があるという噂が広まり、武士の尊敬を集めた結果、旧安房国に一宮神社が二つ存在することになったともいわれています。

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9.摂社・末社



安房神社には3つの境内社があります。

9.1 金刀比羅神社



拝殿から見て右手側に小道があり、その突き当りにある境内社。
房総半島の南端に位置する神社らしく、航海の安全を守る金刀比羅大神を祀っています。

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9.2 稲荷神社



拝殿から見て左手側にある境内社
全国にある稲荷神社と同様の神社です。

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9.3 長宮



豊玉彦命、大山津見命、建速須佐之男命、大物主命を祀っている合同末社
拝殿から見て右手側にある小道にあります。

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10.霊峰富士逢拝所



拝殿から見て右手側の方をフラフラ歩いていると、富士山を拝めるという案内板があります。

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矢印に従って山道を歩いていくと

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見えてくるのがこの光景

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水平線と共に現れる富士山。絶景です。
(写真ではほとんどわかりませんが、肉眼では見えたんです)


鳥居の隣には「幸せの鐘」ってのがあったんだけど、どうみても神社っぽくないこの鐘。神社っぽいというよりウェディング感が半端ない(笑)。これはあれか?早く結婚しろっていう神様かの啓示だろうか?

未だに相手は見つかりませんが( ノД`)

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11.御朱印



洲崎神社の社務所は普段は無人なので御朱印は次の二つの方法でもらうことになります。


①随神門のところにある書置きの御朱印をいただく。

随神門の入り口近くに書置きの御朱印があります。初穂料は300円。
書置きでも問題ないよって人はここでもらいます。

洲崎神社 御朱印置き場1

洲崎神社 御朱印置き場2




②宮司さん宅に直接訪問

書置きなんて嫌だ!って人は宮司さん宅まで直接いくことになりますが、宮司さん宅は洲崎神社から20㎞ほど離れたところにあります。電車とバスで来た人は、まず一旦JR館山駅まで戻り、そこから二駅電車で行ったJR富浦駅で降りると徒歩3分ぐらいで宮司さん宅に着きます。

洲崎神社 宮司自宅



車で行くか、電車とバスを使って行くかどちらにせよ次の方法で宮司さん宅で御朱印をもらうことになります。

(1)宮司さん宅に電話をする。0470-33-2800
   当日電話してもいいですが、出来れば参拝前日までに確認すると確実にもらえるはずです。

(2)JR富浦駅近くにある愛宕神社の境内にある宮司さん宅に行く

(3)事前連絡して万が一行けなくなったり、大幅に遅れる場合は必ず連絡をしましょう。宮司さんはこちらの連絡に従ってスタンバイしているようなので



これらの方法でもらう御朱印。実はかなり独特な御朱印だったのですが、それがこちら!



洲崎神社 御朱印



どうですか?この独特で力強い字。凄くないですか?

一体どういう筆遣いをすればこういう字が書けるんだろうか?僕は宮司さん宅に行って直接書いてもらったんですけど、書くのに10~15分ぐらい掛かっていたので相当難しい書き方をしていたに違いない。

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12.Googleマップ






今日のまとめ



●洲崎神社の御神体は、なんと約2700年前の神様の髪の毛

●源頼朝の再起のきっかけになった神社。洲崎神社がなければ鎌倉幕府はなかったかもしれない。

●御朱印の字は独特の字体。この独特な御朱印をもらうだけでも参拝の価値があると思います。




次回の神見大福は?



●千葉県房総半島の真ん中辺りにある一宮神社を御紹介。

●日本全国を横断する「レイライン」のスタート地点となっているエピソードを紹介。

●足つぼ健康を実践する人に是非お勧めしたいスポットも紹介。



来週土日にまた出張が入ってしまうのと、再来週の土曜日は将棋の団体戦があって更新が難しいです。

次回は5月20日(日)に更新予定。また間が空いてしまいますが・・・お楽しみに。

次回も読んでいただけると幸甚。

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コメント

更新がしばらく止まっていたので心配していました。
久しぶりに読んだら苦しくなったですっwww

ピックル

>桃さん
コメントありがとうございます。
返信遅れて申し訳ありません(色々とありまして・・・)

僕の駄文で苦しくなるなんて・・・駄目ですよ。
今すぐラマーズ法で息を整えて!(ぇ
非公開コメント

ピックル

性別:あるよ

年齢:「ゆりかご」から「墓場」の間(30代)

血液型:輸血の時駆けつけてくれる人だけに教えますが、大体はソ連A型か、香港A型だよね。

鼻毛:たまにでしゃばる

体質:非暴力・非抵抗を貫いているせいか、いつもウイルスの侵攻を許してしまい風邪を引きやすい。怠惰なT細胞よ、大志を抱け。

憧れるシチュエーション:バブル期のB級恋愛映画のようなメロドラマ

将来の夢:爪を甘噛みするのが男性のたしなみとなっている世界の創造。

最近の悩み:心のEDにかかってるのか、常にローテンション(略してローション)

生産者:武骨なチチと、クレイジーマザー。どちらも東北原産。

趣味:映画鑑賞(年間200本は見る)。将棋(一応、弐段)

それと・・・本ブログで書かせていただく御朱印巡りです。最近は諸国一宮巡りにはまっています。


友達にはよく「馬」と言われます。
目上の人にはよく「鹿」と言われます。

縦に読めばなんと「馬鹿」の出来上がり。

以上ですが何か?


当ブログはリンクフリーです!!!
貼るのも剥がすのも自由ですが、粘着性が強いため、剥がすのは困難かと思われます
(*´∇`*)ホヘ~


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