FC2ブログ

千葉・下総国一宮・香取神宮

↓クリックでブログランキングへの応援よろしくお願いします

人気ブログランキング


今日の神見大福



●鹿島神宮に並ぶ関東最強クラスの神社を紹介。

●鹿島神宮と、その神社の神様の密接な関係、かつ当時の政治力学が働いた複雑な関係も紹介。

●一年で約10日しか見れない貴重な光景の撮影に成功。心の底から感動できる情景的感動をお届けします。




最近、神社に参拝しすぎて僕の体はもうぼろぼろ。

疲れた



なんで、神社って階段を設けるのだろうか?なぜ、山の上に建てるのだろうか?神社に参拝しようと階段をヒーヒー言いながら、苦悶の表情を浮かべる下民(和訳:庶民)を上から見下ろして、


「砂糖に群がる蟻のようじゃのぅ( *´艸`)」


とふんぞり返りながら悦に浸りたいからだろうか?


そんな神様にはFから始まる、アメリカンな暴言を5.1chばりの重低音で吐き捨てるように叫びたくなっちゃうけど、神という特権を行使できるから「上にー、上にー」って位置に鎮座しちゃうのは自然の成り行きかもしれない。


ただ、それがいつも僕の身体に鞭を与える。


今では『鞭』をもらい過ぎて体のあちこちが痛み、幻聴(読者からの「頑張って」の声)が聞こえてくる。
おかげで今週金曜日に行われた会社の2時間の講習中、1時間30分は居眠りをしてしまう始末(えぇ?!



眠っているだけでお金がもらえるのは、僕か毛利小五郎ぐらいだろう。



さすがに神社参拝を控えないとと思って、今日はPCをカタカタと鳴らしながらブログの記事書いているんだけど、書いている途中襲ってくる



もの凄い禁断症状



外は中国南宋の詩人・陸游(りくゆう)も霹靂(へきれき)を飛ばすぐらいの晴天。神社参拝には最適な日であるにも関わらず体が悲鳴を上げて神社参拝ができない。この状況下で神社参拝を我慢する僕の状況を例えるなら


フルマラソンを走り切ってゴールした時に、一杯の水すら飲むのを我慢する


っていう感じと同じ。フルマラソン走ったことないけど(えぇ?!


そろそろ、皆さんから「着地点が見えないからピックル君、まいてまいて」という声が聞こえてきたので、今までの話を簡潔にまとめると


山の上にある神社が苦手


ってことなんですよね。僕の参拝意欲を阻害してまで鎮座する山の上の神社!どういうつもりですかと。
全く・・・僕が米軍並みの力を持っていたら殲滅するぞと。


さて、そんな怠惰で傲慢なピックルが今日紹介する一宮神社は



山の上に鎮座する神社



キタこれ!米軍を出動させるチャンスが早速巡ってきましたよ。さぁさぁ、トランプさんがアップを始めましたよ。米軍に逆らえるものなど何もないんですよ。世界はアメリカを中心に回っている。アメリカがジャスティス!

ただ、よりによって今日紹介する神社はねぇ・・・


関東最強クラスの武神を祀る神社


なんですよねぇ・・・

曰く、鹿島港を余裕で超える大きなナマズの動きを抑えつけることができる。

曰く、誰も従えさせることができなかった強力な神様を一蹴することができる。


米軍勝てる気がしねぇ・・・トランプも失禁するレベル。

そんな強力な神様を祀る千葉県・旧下総国一宮・香取神宮を今日は紹介したいと思います。




1.基本情報



香取神宮 社紋 (2) - コピー

香取神宮(かとりじんぐう)

●所在地:千葉県香取市香取1697
●主祭神:経津主大神
●社格:式内社(名神大)・下総国一宮・旧官幣大社・勅祭社・別表神社
●創建:紀元前643年
●最寄り駅:JR成田線「香取駅」(徒歩30分)
●御朱印対応:あり

目次に戻る


2.アクセス



香取神宮へのアクセスは2通りあります。


① 鉄道を利用した参拝方法

日本って本当に便利な国で、駅からの距離を気にしないんだったら電車で大体どこでも行けちゃうんですよね

このブログを始めて「最寄り駅はありません」って書いたことがないですもん。


駅からの距離を気にしなければ!ね・・・


さて、香取神宮の最寄り駅は

JR成田線の「香取駅」


20180331_060144789.jpg


以前紹介した鹿島神宮の最寄り駅「鹿島神宮駅」とは違って、この駅はSuicaが使えます。


関連記事:鹿島神宮


これ、これ!JR東日本さん。わかってるじゃないですか。


さすがに、鹿島神宮に次いで香取神宮の最寄り駅をSuica非対応にしたら、参拝客が怒りの突撃をしてもおかしくない(旧国鉄時代に発生した「上尾事件」を彷彿とさせる一揆っぷりを予想)


鹿島神宮駅は無機質なデザインの駅だったけど、この香取駅は香取神宮をイメージしてデザインされたものなんですよね。この駅のデザインを見るだけで心がときめきます。



ちなみに、香取駅の以前の駅舎はこんな感じ(2007年まで使用された駅舎)。

旧香取駅


全然ときめかねぇ・・・使われなくなった車両をそのまま再利用しましたって感じの駅舎。ま、まぁ今は環境対応が叫ばれているからね、こんな駅舎もあっていいよね。って感じなんだろうけど、さすがにこれは風情がないってことで今の駅舎になったかもしれませんね。




さて、この香取駅からは徒歩30分で香取神宮に着くことができます。

30分か。


30分ですの?!



いやぁ・・・さらりと言ってくれるなーーーこの野郎(ぇ

15_20181021032935d0a.jpg


朝一で香取駅に行ったんだけど、住宅もまばらな地域。当然タクシーもない。

仕方なく徒歩で香取神宮に向かいます。

夏の暑い時期に行ったらこの時点で香取神宮にパンチしたくなるかもしれない。アクセスが悪すぎて(笑)




② 高速バスを利用した方法

盲点だったのは、これ。

実は、東京駅から高速バスで直で香取神宮に行けるんですよね。この方法を使えばバス停から香取神宮までは徒歩1分で行けます。

関鉄グリーンバス




もうさぁ、それ早く言ってよー(by 松重豊)

matsushige.jpg



東京駅から関鉄グリーンバス「鉾田駅行」に乗り、「香取神宮前」バス停で下車。

この方法を使うのが結構楽だと思うんだけど、朝一での参拝をしたい人は先ほどの電車を使った参拝をお勧めしておきます。

目次に戻る


3.境内図



香取神宮 境内図

↑クリックすると大きくなります。
(公式境内図に、一部加筆)

香取神宮が鎮座する場所は「亀甲山」と称されて、千葉県指定天然記念物に指定。
この地は、中央が高くて、四方が低く、その形が亀の甲羅に似ているのでその名がつけられています。

この山の大部分が神域とされていて、神社の建物以外はほとんどが自然を残した形。鳥居をくぐると街中とは違った厳かな雰囲気に魅了されること間違いなし。


関東地方を代表する名社にふさわしいスケール感。


鹿島神宮と違って、香取神宮は鳥居をくぐってから社殿までの距離が結構あります。徒歩6分は覚悟したほうがいいかもしれません。


そんな香取神宮の鳥居から社殿までの様子を動画に撮ってみたのでアップ。これで、香取神宮の大体のイメージはつかめるんじゃないかな?




ちなみに参拝したときは今年の4月上旬。桜がほぼ満開で、かつ朝早くに参拝したのでほとんど人がいないときです。

この光景は非常に貴重だと思います。

目次に戻る


4.二つ存在する一之鳥居



香取神宮の一之鳥居は二ヵ所存在します。

この一之鳥居から二之鳥居までが参道とされているんだけど、先ほど紹介した香取駅~香取神宮の道はそのうちの一つの鳥居~香取神宮の道と被っているのでご心配ならさず(ぇ


香取神宮 一之鳥居


二つの一之鳥居は香取神宮からは結構離れた位置にあるので、その存在すら知らない人が多いんじゃないかな?



【津宮浜鳥居】

香取神宮から約2.5km離れた利根川河岸にある木造の明神鳥居。この鳥居は津宮浜鳥居という名前がついているけど、香取神宮の一之鳥居です。




20180331_120247591.jpg


後で詳しく説明するけど、香取神宮の御祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)がここから上陸したと伝えられていて、その場所に鳥居が建っています。

現在見れる鳥居は平成14年に立て替えられた比較的新しい鳥居。

かつては、「香取が浦」(香取の海)とも呼ばれた場所で、鳥居も水中に立っていたんだとか。


鳥居の近くには、常夜灯があります。この常夜灯は貴重なもので、1769年に香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の「東国三社」を参拝した人が、海の航路の安全を祈願して香取神宮に奉納したもの。

20180331_120017357.jpg

高さは2.8mもあって、利根川を行き交う船の目印にもなりました。




【県道にある一之鳥居】

もう一つの一之鳥居は香取神宮から県道55号線に沿って約1.5km離れた場所にあります。




20180331_111949829.jpg

香取神宮 一の鳥居社号碑

コンクリート製の明神鳥居。

この鳥居は大正15年に香取神宮がある佐原町の敷地寄付者4名によって建てられたもの。高さは約5mと圧巻の高さなんだけど、この鳥居が香取神宮の一之鳥居と知っている人はどれだけいるのかな?

目次に戻る


5.二之鳥居、参道、三之鳥居



【二之鳥居】

ほとんどの参拝客がくぐる鳥居はこの二之鳥居だと思います。

20180331_063950901.jpg

20180331_064017729.jpg


鳥居の赤色と周囲の緑とがよく調和している。

あの調和の良さは白米に対する「ごはんですよ」とイーブン。ツヤツヤの白米に、「ごはんですよ」がいい具合に絡みつくんですよ。まさにこいつは白米とうまく交わるために生まれたんじゃないかって感じ。

それに、桜のアクセントが加わったら奥さん!


僕の脳みそがスクランブルで卒倒しそうになるほどの感動ですよ。

スクランブルエッグかってくらいスクランブル
100歩譲って目玉焼きかってくらいスクランブル。

しかもね、これ朝一で参拝したから参拝客は僕だけなんです。鳥の声しかしない。こんな神秘的な光景を独り占め。金正恩でもここまでの独占はできないよ(あいつって常に側近連れてるし)



【社号碑】

二之鳥居の近くにあるのが香取神宮の社号碑。

20180331_064036514.jpg

2011年に発生した東日本大震災で旧社号碑が根本からポキって折れちゃったために、平成23年に再建されたものが今の社号碑です。

ちなみに、この達筆な字は、明治時代に日本海海戦で日本帝国海軍を勝利に導いた東郷平八郎によるもの。
東郷平八郎って鹿児島の人なんだけど、関東の神社では至るところに揮毫(きごう)しているんですよね。

Togo_Heihachiro,1907

無骨な顔と、字体が・・・まぁーーーリンクする。



【参道】

二之鳥居をくぐると三之鳥居までは小高い山の中の参道を2、3分ほど歩くことになります。

手つかずの自然が残されていて、鬱蒼(うっそう)とした道のりの中に、無秩序な朝靄(あさもやけ)が差し込む。時折見える桜の木がいいアクセントなんですよ。

しかも!

朝早く(僕が参拝したときは6時前)に参拝すると本当に誰もいないんです。


20180331_064130673.jpg

20180331_064212656.jpg

20180331_064406032.jpg



「ウソみたいだろ。関東地方を代表する名社なんだぜ・・・これで・・・。誰もいない。ウソみたいだろ」



って漫画・タッチみたいなセリフをはいちゃいそうなぐらい。意外にも全然人がいないんです。桜の季節になっても。


「元々、人がいないだけなんでしょ?」

と訝しく(いぶかしく)思っている人もいるかもしれないけど、9時ぐらいになると参拝客がドッと押し寄せてきて、子供の泣き声とか、蘊蓄(うんちく)垂れ流すおじさんとかが大挙してくる様は、同じく千葉県にあるディズニーランドみたいな感じ。

背中にファスナーがある、あの有名なネズミがいないだけで、混雑っぷりは某ランドとイーブンだと思うんですよね。



【三之鳥居】

参道をしばらく歩くと見えてくるのがこの三之鳥居。総御影石製の明神鳥居。

20180331_064549182.jpg

20180331_064637649.jpg


建てられたのが比較的最近で、今から20年前の平成10年に天皇陛下御即位10年を記念して建てられたもの。

この三之鳥居付近の桜の木が本当に素晴らしいんですよ。花見をするならここがベスト・ポジションだと思います。


目次に戻る


6. 神池、総門、楼門



【神池】

先ほどの三之鳥居にあるのが神池。

見てくださいよ、この朝日が差し込む神秘的な光景を!


20180331_064441802.jpg



もう写真撮っている間、失禁しそうになったわ。あまりにも神秘的過ぎて。失禁とか断じてしないけど。

別な神池を見てみると、桜の花びらが散って神池の表面に浮かんでいる光景もみられました。

20180331_064513742.jpg



余談ではあるが(司馬遼太郎風に)、桜の花びらが水面に落ちて神秘的な光景を作るのっていったら僕の地元・青森県弘前市にある弘前城を忘れてはならないですね。これに勝る光景って日本にあるのかな?

なんせ、こんな光景が広がるんだから。



弘前城 桜




凄いでしょー。

もう桜の花びらっていうより、絵の具バケツみたいだからね(笑)

それと比べると・・・香取神宮の神池に落ちた桜の花びらなんて・・・



「ぷっ」( *´艸`)



って感じかもしれないけど、それを言ったら後程説明する香取神宮の御祭神から

「ちょっと話し合おうか、拳でな」

と鉄拳が飛んできて、僕の身体が泡沫と化すのは容易に想像つくので華麗にスルーです。日本人お得意の本音と建前ってやつですよ(ぇ



【総門】

2018年10月の現時点では修理中でその姿を見ることができないみたいだけど、今年の4月に参拝したときはご健在でした。

20180331_064716584.jpg

20180331_064839956.jpg

20180331_064909082.jpg


この総門をくぐると香取神宮の境内に入ることができます。

総門ができたのは昭和17年。皇紀2600年を祝して建てられたものです。


総門の手前には狛犬が一対。

20180331_064807173.jpg

20180331_064746412.jpg



【手水舎】

先ほどの総門をくぐると見えてくるのがこの手水舎。

20180331_064931087.jpg

20180331_064946558.jpg

昭和15年に建てられたもので、比較的標準的な手水舎。




【楼門】

手水舎で身を清めた後、参道を更に歩くと見えてくるのがこの楼門(ろうもん)

20180331_065306802.jpg

20180331_065446898.jpg

20180331_065545934.jpg


後に説明する本殿と同じく1700年に徳川第5代将軍:徳川綱吉の造営に依るものです。


目にも鮮やかな朱塗りの門。

X Japanよろしく

「紅(くれない)だーーー!」

って叫んでもいいぐらいの鮮やかな朱色です。


先日紹介した鹿島神宮と同じぐらい立派な楼門なんだけど、鹿島神宮のそれが日本三大楼門とされているのに対して、香取神宮のそれは三大楼門に分類されていないのがなんだか不思議。



楼門の左右には「左大臣、右大臣」の随神像が安置されています。
(随神像は正面からは撮れず、横からの撮影になってしまったのが残念)

20180331_065522328.jpg

20180331_065512999.jpg



扁額は社号碑と同じで東郷平八郎の筆によるもの。ここにも東郷平八郎の痕跡が(笑)

20180331_065441024.jpg


楼門の後方の左右には木造の狛犬が一対。

20180331_065600873.jpg

20180331_065611049.jpg

目次に戻る


7. 拝殿・本殿・御祭神



【拝殿】

楼門をくぐると見えてくるのがこの見事な黒漆塗りの拝殿。

松崎しげるよりも黒。ブラック企業よりも(以下、例えるとキリがないので省略)

香取神宮 拝殿 (1)

香取神宮 拝殿 (2)

香取神宮 拝殿 (3)

香取神宮 拝殿 (4)

香取神宮 拝殿 (5)


上部には彩色を施した見事な装飾。総門や楼門の朱色と比較して、ひときわ荘厳な雰囲気を醸し出しています。

屋根は、桧(ひのき)の皮を重ねた桧皮葺。昭和15年に皇紀2600年を記念して国費で建てられたもの。旧拝殿は後程説明する祈祷殿として現存しています。




【本殿】

拝殿の後ろ側、幣殿(へいでん)によって繋がれている建物がこの本殿。

香取神宮 本殿 (2)

香取神宮 本殿 (3)

香取神宮 本殿 (1)


かつては、伊勢神宮と同じように20年に一度、本殿を壊して新しく建てる式年遷宮の制度があったけど、1700年に徳川幕府5代将軍:徳川綱吉の造営以後は現在まで立て替えられることなく現存しています。



まぁ・・・このレベルの社殿を20年に一回立て替えるなんてちょっと無理そう(笑)



黒漆塗に金箔圧しの飾り金具・上部の彩色・桧皮葺屋根の本殿は見るだけで呆けるような情景的感動。

この本殿をみる僕の目は、いわば将棋棋士の藤井聡太に憧れる無邪気な小学生のそれと、何ら大差ないです。

加藤一二三(元将棋棋士)とかが「香取神宮がね・・・えぇ・・・素晴らしいですね。素晴らしいですね」ってたどたどしい口調でテレビで興奮しながら喋ってしまうレベル。

朝日に照らされてさらに神秘的な光景を作っていたのは言うまでもない。



【御祭神】
香取神宮の本殿で祀られている神様は



経津主大神(フツヌシノオオカミ)

futsunushi_201810210331005d3.jpg



この神様は

日本神話屈指の武神

として知られています。この神様のエピソードは生まれたときからかなり濃い目(笑)



まずは、この神様の誕生秘話から説明してみたいと思います。


日本国土を作った夫婦の妻の方として知られているイザナミ

イザナミ


このイザナミは火の神であるカグツチを産んだ時、出産時に陰部を大やけどしてしまい、その火傷が元で亡くなってしまいます。


これに激怒したのが夫のイザナギ。

イザナギ


イザナギ「てめぇ!!!俺のイザナミに何しやがったぁぁぁぁ!!!」


とばかりに生まれたばかりの自分たちの子供(カグツチ)の首を切り落として殺害。その際に剣の先から滴り落ちたカグツチの血液から生まれたのが五百箇磐石命(イオツイワムラノミコト):経津主大神の祖先です。

血が滴る剣


いやぁ・・・どこから突っ込んでいいのか分からないぐらいのグロっぷり(笑)

現代社会だったら、BBCとか通じてグローバルに報道されるぐらいの凶悪事件であることは言うまでもない(笑)

そんなクレイジーな生まれ方をした経津主大神


・・・・

・・・・

って、あれ?!



鹿島神宮の記事でもほぼ同じこと書いてたぞ僕(笑)



関連記事:鹿島神宮 御祭神



ビックリしたわ。鹿島神宮の時の記事をコピペして掲載している自分に(笑)




実は、この経津主大神。鹿島神宮で祀られている武甕槌大神(タケミカズチノミコト)と、


生まれ方も、その後の活躍も瓜二つなんです。


むしろ違いを見つけるのがちょっと難しいぐらい(笑)




名前は違うのに、生まれ方と、その後の活動は同じ。そんな神様がなんで二人も存在するのか。

これは奈良時代の権力闘争が元になっているといわれています。日本神話の世界とは関係ないところで二人の神様が存在することになったって感じですね。



まず、香取神宮で祀られている経津主大神。

この神様は奈良時代に編集された日本書紀には登場するけど、古事記には登場しない神様。




一方で、鹿島神宮で祀られている武甕槌大神の神様は古事記と日本書記両方に登場する神様です。

古事記と、日本書記の違いは下記の通り。


記紀発起人完成年武甕槌大神経津主大神
古事記天武天皇712年「国譲り」の項目で登場記載なし
日本書記天武天皇720年「国譲り」の項目で副使として登場「国譲り」の項目で正使として登場




先に完成した古事記では「国譲り」の項目で武甕槌大神だけが描かれ、後に完成した日本書記では「国譲り」の項目で主人公は経津主大神に代わり、武甕槌大神は副使に降格しているというわけ。



実は、武甕槌大神は物部氏の奉じる武神。

物部氏



経津主大神は中臣(藤原)氏の奉じる武神

藤原氏

という違いがあるんですよね。



古事記が完成し、日本書記が編纂中の時期に、権力の中心が物部氏から中臣氏に代わり、その影響で後に完成した日本書記では「国譲り」の主人公が中臣氏の奉じる武神:経津主大神に変わったというわけ。



神話と全然関係ないところで、物語が書き換わっている



という、財務省もびっくりの改ざんが行われたというわけですよ。

その当時の心境を執筆者にインタビューしてみましたのでどうぞ(ぇ


コマ1

コマ2

コマ3

コマ4

コマ5



まぁ、こんな感じで改ざんが行われたんじゃないかとピックルは推定(笑)



可愛そうなのは鹿島神宮で祀られている武甕槌大神の方ですね。

712年に完成した古事記では、日本という国そのものを変革させるような「国譲り」のエピソードで主役として幅をきかせていたのに、720年に完成した日本書記では



諸神がみな

「経津主大神に任せていいんじゃないかな」


といったのに対して、武甕槌大神が


タケミカノヅチ

「いやいや、経津主大神だけでは役不足。俺も入れろ!」



と強引に割り込んで、何とか副使に迎え入れられたってほどの降格っぷり。

これ結構根が深い話だと思います(笑)


さて、そんな歪んだ政治力学から生まれた(?)経津主大神は国家鎮護、交通安全、剣術、縁結びの御利益があるとされています。


鹿島神宮の記事でも書いたと思うんだけど、こんなクレイジーな生まれ方とエピソードを持つ神様のどこに


縁結び


の要素があるのか非常に気になるところだ(笑)

目次に戻る


8.神社解説



香取神宮の創建は紀元前643年。今から約2600年も前のことです。


悠久過ぎて想像すらできない(笑)


香取神宮には「神宮」という呼び名がついていますが、この「神宮」という呼び名は、かつてはこの香取と、鹿島、それに伊勢の三つだけに許された呼び名です。

それぐらい、重要な神社とされてきたのが香取神宮。

確かな記録では大化の改新(645年)の直前に天皇からの勅使が派遣されたほどの名社です。



また、平安時代になると、大阪にある住吉大社や、ここから数km離れた鹿島神宮と共に国家の財源によって20年ごとに社殿を立て直すことが当時の法律によって定められるほど特別な神社です。


香取神宮で祀られている神様は先ほども説明したけど、経津主大神(フツヌシノオオカミ)。


この名前の中の「フツ」は刀剣で物を切るときの音。フツヌシはその刀剣を神格化したものとされていて、それ故にこの神様は『剣術の神様』ともされています。


昔は武神として崇敬されてきたけど、剣術=スポーツと結びつき、今ではスポーツなど勝負事の神様としても信仰されています。



また、平安時代の歌謡集には

「関(せき)より東の軍神、鹿島、香取、諏訪の宮」と謡われていて、第二次世界大戦のときにはその武功にあやかろうと、旧帝国海軍の戦艦で「香取」と名付けられたものがあったほどです。


戦艦 香取



初詣の際は正月三が日だけで約40万人も参拝客が訪れる関東を代表する神社。まだ参拝したことがない人は是非参拝してみてください。

目次に戻る


9.香取神宮にもある「要石」



2011年3月に東北地方を中心として発生した東日本大震災では香取神宮がある千葉県でも震度5を超す大きな揺れを観測し、甚大な被害が起こりました。

そんな地震大国日本は古来より地震を抑えようとする様々な試みが行われてきた国でもありました。


江戸の庶民の間では

地震は地中の大鯰(おおなまず)が暴れて引き起こされる

と信じられていて、地震が起きないようにと、大鯰を地中奥深くに押さえ込んでいるとされる「要石」(かなめいし)が香取神宮と、先日紹介した鹿島神宮にあります。



ちなみに、大鯰の頭の部分を鹿島神宮の「要石」が、尻尾の部分を香取神宮の「要石」が抑えているということなので、Googleマップを使ってイメージしてみた図がこんな感じ。



要石と鯰

わ、割と凄い光景が再現されちゃったわ(笑)。

(なまずのイラストをパワーポイントで作るのは本当にしんどかった)



そんな要石・・・鹿島神宮にもあるんだけど、その様子がこちら。

20180602_050124251.jpg



僕が

「これって、『高橋しょうこ』の陥没乳首じゃね?」

と暴言をはいたのは記憶に新しい(笑)


どう見ても、近所のおばちゃんが持っている漬物石の大きさ。大部分が地面に埋まっているという説明を聞いても戦闘力が不足している感は否めない。


関連記事:鹿島神宮 要石



だが、香取神宮!あんたは期待してるよ(何様

武甕槌大神から「国譲り」のエピソードを奪っちゃうほどの神様が祀ってある神社の要石なんだもん。そりゃー、その大きさも鹿島神宮越え間違いなしですね。

(あれ、フラグ立っちゃった?今)




ちなみに、香取神宮の要石への道は、二之鳥居から三之鳥居に行く途中の参道の真ん中あたりにある分岐を通るとお目にかかることができます。

(下の境内図の青枠で囲ったところが要石)

要石




鹿島港がすっぽる埋まってしまうほどの大ナマズの尻尾を抑えてその活動を止めている要石。

鹿島神宮の要石は小さく見えても、香取神宮の要石は期待通りなんでしょ?そうなんでしょ?
ピックルの予想は数十m。これぐらいは欲しい。




さぁ、これが香取神宮の要石です!





20180331_082727878.jpg

20180331_082753343.jpg




・・・・

・・・・

えぇ・・・っと・・・




「ブルータス!お前もかよぉぉぉぉ!!!」




縮尺の問題とかじゃなく、リアルに直径20㎝ぐらいしかなさそう。



これって、あれだよね?

新幹線の座席にある「握り」の先端じゃない?


新幹線 にぎり



これが土中に埋まって、先端だけ出てるだけでしょ?そうでしょ?

ってぐらい小さいんですよ。ただ、昔の人もそれを思っていたみたいで常陸水戸藩の二代目藩主:徳川光圀が



「そんなに大きな石だったらどれぐらい大きな石か拝んでやろうじゃないか」



とばかりに、部下に命じて要石の周りを掘らせたんだけど、日が沈んで中断すると、朝までの間に埋まってしまった。そのようなことが2日続いた後、次は昼夜続けて7日7晩掘り続けたのに底には達しなかった。

それぐらい大きい石とされているんですよね。

まぁ、あれだけデカい大鯰を抑えているぐらいなんだから、そのぐらいの戦闘力は必要だろう。



ちなみに、鹿島神宮の要石は凹型、香取神宮の要石は凸型という違いがあります。じーっと見てみると違いが分かるのが面白いです。

目次に戻る


10.香取神宮のもう一つの有名スポット「鹿園」



香取神宮の社殿で参拝を終えて、更に参道を奥に進むと「北参道」があります。

20180331_074427140.jpg



この参道を更に進むと桜馬場というスポットがあり、そこに鹿島神宮でも見られた「鹿園」があります。

20180331_073443546.jpg



鹿園に来たのは4月の朝7時ぐらいだったんだけど、鹿島神宮の時と違って、香取神宮の鹿は



非常に早起き(笑)



僕が来ると、愛くるしい表情で近づいてくるんですよね。全く・・・かわいいやつらです。


20180331_073801011.jpg

20180331_073715011.jpg



可愛さ余って食べてしまいたいぐらい(えぇ?!


ジビエファンの間では上手いと評判の鹿肉ですから、鍋にしたらさぞ美味しいんだろう。

なんだったら、一匹ぐらいいなくなってもバレないんじゃないかってぐらいいたからね、ここの鹿(オイオイ


日本書紀の中には鹿島神宮の武甕槌大神と香取神宮の経津主大神が手紙でやりとりした際に鹿を使ったとの言い伝えがあるなど、香取神宮や鹿島神宮の鹿は「神の使い」とされています。それ故に香取神宮でも「鹿園」があるというわけ。

目次に戻る


11.国宝も置いてある宝物館



香取神宮の社殿、正面右手にあるのが香取神宮の宝物館です。

宝物館

宝物館2



先ほども解説したけど、香取神宮を祀っている経津主大神は日本建国の大功神、国土開発の祖神とされていて、国家皇室から極めて厚い配慮がなされた関東を代表する名社です。

それ故に、長い歴史と共に所蔵される文化財は多数あり、その中には



国宝!!



もあったりするんですよね。そんな香取神宮が所蔵している文化財が展示されているのが宝物館です。

拝観料は大人300円、子供100円で毎日朝9時から夕方4時まで開館しています。



宝物館の展示物でひと際目を引くのがやっぱり国宝のこちら。



海獣葡萄鏡

20180331_085932436.jpg




中国,隋・唐代に盛行した鏡で,背面に海獣とぶどうを文様としたもの。何故、香取神宮に伝わったのかは現在でも不明。

奈良の正倉院、愛媛県にある大山祇神社の神鏡とを合わせて「日本三名鏡」と称しますが、そのうちの一つが香取神宮にあることになります。

その他、重要文化財も多数展示されているので、参拝した際は宝物館にも立ち寄ってみると面白いと思いますよ。

目次に戻る


12.その他の見どころスポット



香取神宮には社殿や鳥居などの他にも多数の見どころスポットがあります。

ここではそれらのスポットを列挙して簡単に説明したいと思います。


【黄門桜】

黄門桜

楼門に向かって右側に位置する桜。1684年に水戸光圀公が鹿島神宮に参拝した際に植えた桜。




【御神木】

御神木

拝殿に向かって右手にある杉の巨木。樹齢1000年余りと伝えられ、目通り約7.4mあります。




【三本杉】

三本杉


拝殿に向かって左手にある杉。鎌倉幕府を開府した源頼朝が欧州の安倍頼時追討の名を受けて下向したとき、鹿島神宮に参拝して、傍らの杉を見て

「天下泰平、社頭繁栄、子孫長久、この三つの請事(ねぎごと)成就有るべくば、この杉自ら三岐(みつまた)に分れん」

と祈願すると、杉が三枝に分かれたと伝えられている、現代科学では解明できない現象から生まれた杉(笑)




【祈祷殿】

社殿に向かって右手にある建物。

祈祷殿 (1)

祈祷殿 (2)

祈祷殿 (3)


この祈祷殿は旧拝殿で、現在の拝殿が建てられたのに従って移築。建物自体は1700年に建てられた大変歴史あるもので、現在では千葉県の重要文化財に指定されています。




【神饌殿】(しんせんでん)

社殿に向かって左手にある建物。

神饌殿


御神前に献じられる神饌(しんせん)を調理する場所。香取神宮ほどの名社になると神饌殿もかなり立派なものです。




【神庫】

本殿近くにある建物。

神庫

校倉造り(あぜくらづくり)の本格的木造建築で、江戸時代の技法が取り入れられています。明治42年の建築。




【香取文庫】

平成6年に建てられた比較的新しい建物。本殿近くにあります。二階は古文書類収蔵庫、一階は休憩室・写真室として利用されている建物です。

香取文庫




【香雲閣】(こううんかく)

香雲閣

社殿後方にある建物。この建物は明治29年に建築された建物で、大正天皇が参拝されたときにこの建物で休憩されたという歴史があります。現在では国の重要文化財

目次に戻る


13.摂末社



香取神宮の摂末社は境内、境外合わせて30社もあるため、次回まとめて紹介します。

香取神宮の摂末社の情報をチェックしてみたい方は、後日掲載される記事を確認してみてください。

目次に戻る


14.御朱印



香取神宮の御朱印は拝殿向かって右手にある授与所でもらうことができます。

香取神宮 御朱印

初穂料は300円。



ちなみに、僕がもらった御朱印は「一宮専用御朱印帳」というB5サイズの大判の御朱印帳でもらったんだけど、この御朱印帳で香取神宮の御朱印をもらうと


「香取神宮」



の文字が墨書きで書かれるんですよね。



普通サイズの御朱印帳だとこの墨書きがないことに要注意。



この御朱印は一宮神社専用の御朱印帳の特権だと思っています。




さて、こちらは僕の実家にあった昭和4年。つまり戦前の香取神宮の御朱印(これ見つけたとき震えたよマジで・・・)

香取神宮 戦前御朱印

現在と違って墨書きもされておらず、朱印そのもののデザインもシンプルなものだったことが分かります。

目次に戻る



15.Googleマップ





今日のまとめ



●香取神宮は関東を代表する名社。

●香取神宮の御祭神である経津主大神(フツヌシノオオカミ)と、鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神(タケミカズチノミコト)は古事記と日本書記で扱い方が変わっている。当時の権力者の変遷によって神話の改ざんが行われた可能性あり。

●香取神宮の有名スポットの一つである「要石」はシンガポールの「マーライオン」に匹敵する『見た目がっかりスポット』と言えるかもしれない。



次回の神見大福は?



●次回は香取神宮の摂末社を紹介します。

●ピックルが体力の限りを振り絞って境内、境外全ての摂末社を参拝。その努力の結晶を満を持して解説。ネットで取り上げられるのはおそらく初めて!ってぐらいマニアックの末社も紹介予定。



次回も読んでいただけると幸甚。

↓クリックでブログランキングへの応援よろしくお願いします。

人気ブログランキング

コメント

非公開コメント

ピックル

性別:あるよ

年齢:「ゆりかご」から「墓場」の間(30代)

血液型:輸血の時駆けつけてくれる人だけに教えますが、大体はソ連A型か、香港A型だよね。

鼻毛:たまにでしゃばる

体質:非暴力・非抵抗を貫いているせいか、いつもウイルスの侵攻を許してしまい風邪を引きやすい。怠惰なT細胞よ、大志を抱け。

憧れるシチュエーション:バブル期のB級恋愛映画のようなメロドラマ

将来の夢:爪を甘噛みするのが男性のたしなみとなっている世界の創造。

最近の悩み:心のEDにかかってるのか、常にローテンション(略してローション)

生産者:武骨なチチと、クレイジーマザー。どちらも東北原産。

趣味:映画鑑賞(年間200本は見る)。将棋(一応、弐段)

それと・・・本ブログで書かせていただく御朱印巡りです。最近は諸国一宮巡りにはまっています。


友達にはよく「馬」と言われます。
目上の人にはよく「鹿」と言われます。

縦に読めばなんと「馬鹿」の出来上がり。

以上ですが何か?


当ブログはリンクフリーです!!!
貼るのも剥がすのも自由ですが、粘着性が強いため、剥がすのは困難かと思われます
(*´∇`*)ホヘ~


あっ、後ブログランキングに参加しています。クリックでご協力お願いします。

人気ブログランキング

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

ブロとも申請フォーム